デイサービスの運営 | HIM Hospitality Mind

Succession
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2019.06.05

福祉事業

デイサービスの運営

上の表は介護事業者の倒産件数です。

年々在宅系の介護事業者の倒産が増加しているということが

分かりますね。

パッと見ただけでは前年の2014年よりも2015年は減少していると

思われるかもしれませんが、

2015年の31件というのはあくまで1~4月までということです。

過去最高に推移しているということになります。

 

負債総額も34億3,300万円と前年同期に比べ21.3%増加しました。

古い統計ではありますが、2016年~現在までにさらに

加速していると思われます。

 

特に小規模事業者の倒産が圧倒的に多いそうです。

デイサービスでいえば10名定員の2単位型、リハビリ特化した

デイサービスや、FC店舗等が多いようです。

 

小規模のデイサービスは稼働率が良くても利益率が

あまりよくないので少し稼働率が落ちると赤字に転落して

しまう危険性があります。

 

また離職も多く、採用費の増加や派遣料金の増加

で販管費がぐっとあがります。

一度そういう状況になると再度黒字化するまで結構な時間と

労力がかかります。

 

また、オーナー店長(所長)の場合、実務をすべてこなす必要

があり、日々の業務に忙殺されてしまいます。

 

オーナーが実務をこなしていないケースでも

社員教育がしっかりできていない、オーナーと社員の

信頼関係が構築できていない場合は

売上は減少または伸び悩みの原因になり

早いタイミングで倒産に追い込まれるケースが多いです。

 

私も20店舗のデイサービスの出店を経験しています。

出店場所の市場調査、物件選定、改修工事対応、営業活動、採用募集

新人研修、指定申請、オープン後の現場実務、借入、資金繰り、すべて

こなしました。

幸いにも私が手掛けた店舗は廃業はありませんが

運営の厳しさはよくわかります。

 

倒産件数が増加している実情を見て

デイサービスは儲かる事業ではなくなった!

デイサービスは運営が厳しい!

 

と考えている方も少なくないと思います。

 

確かに10年前のデイサービスは大した強みなんてなくても

出店すればご利用者様は通所してくれましたし、客単価は

10,000円を軽く超えてましたので利益の出しやすい事業でした。

 

今は競合ひしめき、コンビニよりも多い店舗数ではないか?

というくらいの件数があるのでそう簡単にはご利用していただけない

状況です。

客単価も2,000円以上も減少しているので同じサービスを提供して

人員基準も厳しくなっているので利益はぐんぐんと下がるのです。

 

でも、高齢者人口は増加するわけですから

社会的になくてなならない事業の一つでもあります。

 

そしてまだまだちゃんと利益も出せます。

 

もし、現在デイサービスを運営している事業者の方で

運営が厳しい、利益が出ない、資金繰りが厳しい

この先どうすれば良いかわからない、と悩んでいる方が

いれば、是非お声かけください。

 

デイサービスは社会性抜群の素晴らしい事業です。

倒産や廃業という選択の前に、もっと良い選択があります。

 

もしかすると立て直しができるかもしれない。

ほかの事業者に運営を引き継いでもらえるかもしれない。

という選択を選ぶことが関わる全ての人の幸せにつながります。

 

もし、そういったことでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

適切に解決策をご提案します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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茨城県水戸市生まれ。

高校時代、甲子園を目指すも県大会準決勝で敗退、その後、10年続けた野球人生にピリオドを打ち、18歳で社会人となる。

自動車・運送・建設・公営競技・医薬品・福祉・飲食関連業界に身を置き、「仕事は人生修行」の言葉を胸に、現場活動はもちろん、販促営業、人材マネジメント、財務管理、事業計画、資金繰り、新規事業企画、新規事業立上等、法人設立から事業黒字化、安定運営に至るまでの企業経営にかかわる全てを多業種で経験。

しかし成功経験だけではなく、いままで失敗したこともたくさんあり、その失敗経験が成功への最大の強みと捉え、現在も複数企業経営に奮闘中。その経験から、自らがM&A事業・コンサルティングに携わることで、クライアントの悩みや希望を的確にとらえ、分身となってプラスアルファの行動をとることが得意。クライアント様の幹部の方から「うちの社長の分身ですね」というお言葉を頂くほど信頼関係を深め、結果につなげていく実績を持つ。

皆様こんにちは。市毛里司と申します。
私は10数年企業経営をしてきました。なぜ企業経営をしているか?
それは幼少期にさかのぼりますが、私の父親も企業経営者でした。しかしある時、経営に行き詰まり負債を抱えて倒産してしまいました。その事は小さいながらに今でも覚えています。子供は親の背中をみて成長する。とよく言われますが、今思うと、その通りだなと実感しています。どことなく似てくるんです。
ただ1点会社経営をしてきてわかったことは「会社は倒産しない」ということです。もっと具体的に言うと「判断を間違えなければ会社は倒産しない。」です。そのことは父親の会社倒産という経験と、私の10数年の企業経営の実績から確信を得ました。
野球に例えると「負けない野球」といったところでしょうか。
点数を取るためにはどうすればよいか?と考えるよりも、点数を取られないためにはどうすればよいか?と考えることが優先です。
投手力・守備力を鍛えてから、打撃力を上げる。「点を取られないことが勝つための最大の要因」なのです。やること・優先順位の判断を間違わなければ必ず勝つことができます。

私は会社も一緒だと考えています。やること・優先順位の判断を間違わなければ「倒産せずに幸せで居続けられる」と確信しています。

なぜ、企業経営をしているのか?それは中小・零細企業の倒産を防ぐためです。「倒産を防ぐ」という言葉はあまり良い響きではないかもしれませんが、やはり負債を抱えての倒産は最悪です。
それを防ぎたい。そして「どうすれば幸せで居続けられる?」をご提案したい。そのために企業経営をしています。自らがM&A仲介やコンサルティングをすることで、クライントの倒産を防ぎ、幸せで居続けられる環境つくりのお手伝いができれば最高です。そこにやりがいを感じて日々活動しています。経営者は孤独です。悩みをなかなか話せない。問題の解決策を考えても方法が思い浮かばない。経済状況を共有できる人材がいない。不安をたくさん抱えています。
誰かに相談したい。と思ったら是非お気軽にご相談ください。やること・優先順位の判断を間違わない「倒産せずに幸せで居続けられる」環境のご提案をさせて頂きます。そしてその判断が正しかったことが数か月後、数年後にお分かりいただけると思います。

【技術、生産、販売】提携でお悩み方へのご相談も受け付けております!

M&A事業経験は、売る側、買う側の当事者として事業売却や事業買収も経験し、
その経験を生かし経営者の方や社員の方の気持ちのわかる相手の立場に立って行動できるアドバイスをいたします。

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